

階段の塗装の検討
階段の塗装を検討しています。
もともとの階段が先端が痛んでいることもあり、合板を増し張りし、その上から塗装しようとしています。
整理としては
①木の床が立ち上がったもの→すべて床と同じ色
②壁の白と同じもの→ササラと上裏は白+左官で踏面・蹴上は床と同じ色
③床と壁とも異なるキャラクターかつ光を反射するもの→金色
で考えています。
ずっと③で検討しているのですが、メッキが手についたり、滑ったりすると危ないため、モックアップを作り確認です。
羽曳野の住宅でも検討しているのですが反射性のある銀や金などの塗料を合板に塗ると木目が浮き出て薄い金箔をはられたようになり、真鍮板とは違う素材感になり面白いです。
サンプルは暴露実験をし、酸化して色が変わるのかなど見ていきます。


2Fの洗面台と洗濯機置き場に目途がついた
6月頭からの洗面台の工事。
子供がいると2Fにも洗面台があると汚れた手を洗えて便利なためです。 その工事もようやく目途が付きました。
まずは既存の鉄管を取り外すところから。 道具もわからず、苦戦しながらホームセンターで鋼管を回す道具を見つけ、給水管を交換したものの失敗の連続で、外部へどんどん伸びていきました。 給水管は既存の接続部が緩んだためか、わずかに水漏れしていますが、問題はないので、そのまま使用することになりました。
いとうくんが次回、関東に来る際に一緒に元栓からやり直します。 洗面台はというと給水管の接続の関係上外周部に取り付く必要があり、白い壁と同じものとして扱おうと考えています。
天板以外は白でシーラー+左官を行います。
洗面台は置き型の安いものを選びました。
前の西向きなので朝はまぶしくなく、ルーバーに姿見をつけてお出かけの準備を行えるスペースになります。
また住みながらお化粧の収納スペースをここに作っていければよいと思ってます。


柿渋を塗りました
2Fではルーバーの壁から飛び出ている柱がいくつかあります。
追加した梁も勾配天井にしたことで飛び出ており、新しいものと古いもの、ルーバーと柱など色の整理ができていないことがとても気になってました。 既存の柱や梁に併せて色身を似せるがたぶん柿渋を塗ってそうだなと予測し、「ターナー柿渋」+「上柿渋色人」を塗りました。 「ターナー柿渋」は2回塗り、「上柿渋色人」は1回塗りです。びっくりするほど色身が似ていたので、やはり保護塗料として柿渋は昔から使われていたんだと実感しました。 普通の柿渋は色が少しずつ乗っていくのも面白いです。 ターナー柿渋1回塗り:うすく色がついている
上柿渋色人2回塗り:結構濃くなった 色身的にはルーバーの壁の中は新旧の物が混ざり合っているけれどルーバー+ウレタンクリアによって、まとまった印象が生まれ、飛び出ている部分は柿渋で保護されている、という整理に落ち着きました。
次は手すりの整理です。


2Fベランダの窓台
2Fのベランダにでる開口の下の木を取り付けました。
もともとここにはマットレスなどを置くことを想定してましたが「ちょっと腰かけられるぐらいがちょうど良い」ということで2×8材を用いています。
そのほかの開口は落下防止のため、手すりを将来的につける必要があり、この場所以外に座ることはないため、ここのみ座れる仕様にしています。
ただ表面の塗装を悩んでいて、蜜蝋かVATONの透明か、白に塗りつぶすかを壁を左官してから決めたいと思います。


窓回居について
このプロジェクトと住宅についての概要です。 【ヤドカリプロジェクト】 このプロジェクトは建築家が住宅、建築を購入し、自分で住みながら、建設・改修を行い、家賃分として毎月貯めた金額が購入・改修資金を超えたところで貸し出し、また別の物件を購入して移り住んでいく、というプロジェクトです。 僕がこのプロジェクトを始めた以下のモチベーションをもってました。 ・建築家は実際の建築物を見せて、購入者・住み手にプレゼンテーションができない ・家賃って自分の収入割合の中で高すぎる ・まず建築家が自分の身体性や思想をもとに好き勝手作ってみた方がコンテクストに対して素直なのではないか ・大家って都市に対する権利が強い ・設計時と住んでからのギャップ こういった疑問や不満から自分が大家になって、建築を貸し出すことで都市に対して関わりを持ち、可能性がある人々に建築を安く貸し出すことによって応援できないか、と考え、今に至ります。 これが進んでいけば向こう三権両隣を一緒に設計したり、道や隙間まで設計の対象にできたり、見たことのない複合用途の建築などが生んでいけると思いました。